【映画】バリーシール 〜アメリカをはめた男〜 を見た感想【レビュー】
やぁみなさん、ごきげんよう。迷人(めいじん)です。
読者の方も通りすがりの方もいつもありがとうございます。
年度末だね、年度末だよ、あぁ年度末。
隠しきれない忙しさ、ピリピリムード、そして私は疲れ気味。
そんな事よりも、です。
一応週末は休めているわけで、
そんな休日にDVDを見たので、見たDVDの中から面白かった作品について感想を述べたいと思ったわけでございます。
そしてそれがこちら
「バリー・シール アメリカをはめた男」
この映画は実在した人物、出来事に基づいて制作された映画なのです。
という事で、ささっと紹介していきましょう。
※多少ネタバレがあるのでご注意
どんな映画?
天才的な操縦技術を誇り、民間航空会社のパイロットとして何不自由ない暮しを送っていたバリー・シールの元に、ある日CIAのエージェントがスカウトに現れる。CIAの極秘作戦に偵察機のパイロットとして加わる事となったバリーは、その過程で伝説的な麻薬王パブロ・エスコバルらと接触し、麻薬の運び屋としてもその才能を見せ始める。ホワイトハウスやCIAの命令に従いながら、同時に違法な麻薬密輸ビジネスで数十億円の荒稼ぎをするバリー。しかしそんな彼の背後には、とんでもない危険が迫っていた…。
と公式サイトにはストーリーのあらすじが紹介されています。
感想
あらすじを見るとなかなかにハードな内容だ…と思わず身構えてしまいそうだけど、
実際そんなことはなく、気楽に見られる映画。
もういっそ気持ちいいくらいの勢いでポンポン話が進んでいく。
舞台は1970年代アメリカ。
僕はその時代のアメリカの事は正直わからないし生まれてもないけれど、
ストーリーの合間には時代の背景や情勢について簡単で妙にコミカルな解説がされるのでまったく置いてけぼりという事はなかった。
主人公のバリーという男の話になるが、彼には全く迷いが無い。
彼は麻薬密輸ビジネスで荒稼ぎするわけだが全く罪悪感とかそういうのは感じない、
むしろそのスリルを味わう事や大金を稼げる事が楽しくて仕方ないといった印象。
彼は成り行き上そうするしかなかった、という事もあるのかもしれないけど彼はとにかく悩まないし迷わない。
彼はバカなのか怖いもの知らずなのか…。ちょっと見習いたいぞ。
悪いことしてるんだけど家族への愛を感じたり、プロのパイロットとしてのカッコ良さを感じたりと、
何故かこの映画の中のバリーという男は憎めない。トム・クルーズだからなのだろうか。
実際の性格はアレだけど映画用にちょっと脚色してあるとかだろうか。
実在したこのバリー・シールという人間はどのような人だったんのだろうか。少し気になる。
正直言ってこの映画を見て「感動する」とか「深い内容だった…」という事はないと思う。
強いて言えばちょっとブラックなコメディ風味な映画だ。まぁ最後はちょっと悲しくなったけどね。
エンターテインメントとしては十分面白かったし、何よりトム・クルーズかっこいい。
笑いながら半ケツ出してるトム・クルーズや歯がなくなっているトム・クルーズはなかなか見れないんじゃなかろうか。
ちょっとでも「気になる…」と思っているのなら見て損はないと思います。
ただ一つ最後に気になったのが邦題の「アメリカをはめた男」の部分。
バリーは"アメリカをはめた"というより"はめられた"と言う方がしっくり来る。アメリカにはめられた男。
CIAに利用され、切り捨てられたと思ったら今度はホワイトハウスに良いように利用される。
物語終盤、ある理由から彼は麻薬組織に命を狙われる事となるがアメリカ政府が彼を保護している様子は少しも感じなかった。
利用されっぱなし。後は知らん、みたいな。
もしやアメリカ政府は彼が消される事を狙って…?いやそれはないか(;’-ω-)
ちなみに原題は「American Made」。
"アメリカをはめた男"…?まったくもって謎だと思った今日このごろ。
おしまい。